この記事では、同社のPA-220の電源アダプタが無くて困っている方向けの暫定対処法
次世代ファイアウォールとしての地位を確立しているパロアルトネットワークス社。
最近は中古市場でもPA-220が出回るようになってきたが、それでも10万超はするのでまだまだハードルが高い。
たまに本体のみ・電源無しで中古としてでまわることもあるPA-220だが、それでは純正アダプタがないので困る。
そこで、この記事では、同社のPA-220の電源アダプタが無くて困っている方向けの対処方法を解説する。
PA-220について
同社のローエンドモデルのファイアウォールといえばPA-200だが、JuniperNetworks社のSSG5の代替としても活躍してくれる優れものだ。
そのローエンドモデルは長い間、PA-200が頑張っておられたが、最近はPA-220という新型モデルに置き換わってきている。
まだ安価に出回ることが少ないPA-220だが、中古で購入しても10万近くする。
しかし値段以上に素晴らしいので10万近くで入手できたらかなりラッキーではないだろうか。
定価だと20~30万はくだらない。
本気のiMacを買うぐらいの勢いでハードルが高い。
変更点
さて、PA-200はもう販売終了になり、PA-220の導入進んでいるが、PA-200と電源仕様が全く異なっているように見える。
具体的にはPA-220の電源アダプタは電源が抜けないようネジが付属した形状になっている。
めちゃくちゃ特殊形状で、他の電源アダプタで代替できなさそうにすら見える。
物が手元にない状態においては、これは普通の電源アダプタではハイリスクであると判断されるであろう。
しかし物理的には、この特殊形状は”電源抜け防止の為に施されたネジが付いている”ことによる違いだ。
これ、とても素晴らしい機構で、電源を指した後にクルクルネジを回すと、抜けなくなる。
もはやすべてのデバイスの標準仕様に採用してほしいぐらいの素晴らしい機構だ。
この点でもPA220にしておくメリットを感じる。
うっかり電源が緩んで抜け落ちて大事故といったトラブルから解放される未来が見える。
仕様変更に伴う欠点
しかしとっても素晴らしいPA-220純正電源アダプタだが、PA-220の純正アダプタも比較すると少々効果だ。
メリットは既に記載した通りで高い分、価値がある。
前述の通り電源抜け防止が標準で付いている電源は非常に珍しく、抜け落ちて大事故といったことがないのであるに越したことはない。
ただ、自分が自宅で使う分にはここまでの機能は備わっていなくても十分やっていけるのではないだろうか。
うっかり抜け落ちても困るのはファミリーだ。
ただしファミリーがミッションクリティカルな通信をしている場合にはPA-220がいいかもしれない。
PA-200も電源を別の器具で固定するしゅだんもあるかもしれない。
ではPA-220純正アダプタの代替を選ぶとしたら何がよいだろうか。
大前提として、全ての電化製品に言えることですが、純正アダプタを使用したほうがいい。
何故なら機器の寿命に影響することがあるからだ。
気になる場合は、高くてもPA-220純正電源アダプタを入手することをオススメする。
PA-220の電源仕様
まず、PA-220の電源仕様を確認する。
つまりそれと同じ仕様の電源アダプタであれば動くということだ。
次に形状。
機器本体と形状が異なる場合は、電圧等々の問題をクリアできても、そもそも刺さらないので無意味だ。
こういった難局を超えてもっとも代替電源アダプタに相応しいのは・・・
ずばり、PA-200の電源アダプタだ。
電源仕様がほぼほぼ同じことはスペックを見るとわかるのだが
形状が違うが故に刺さらない可能性を感じていた。
しかしこの形状の違いは、単に抜け防止のネジが付いているかどうかだけの差であり
それが付いていたとしても普通にささるようにできている。
PA-220の電源の先っちょは、ネジが付いている分の長さを補うため、PA-200の電源の先っちょよりちょっとだけ長くなっている。
つまり、実機に刺さる長さとしてはPA200もPA220も全く同じだ。
ネジが付いている分、挿さり具合が短くて抜けやすいといった問題は起きない。
PA-200の電源アダプタなら単体でゲットできるのか
最後の課題と解決方法だ。
そもそもPA-220の電源アダプタは単体でゲットできるのだろうか。
もちろん、簡単にゲットできる。
例えばAmazonで「PA-200 電源アダプタ」とかで検索すると、純正じゃないものも含めて沢山ある。
注意点としては、PA-200の代替アダプタがPA-220にささるかどうかはわからない。
なので、せめてPA-200の純正アダプタを購入しておくことをオススメする。
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Paloalto PAシリーズを極める最短ルート
自宅で学習している場合は、ヤフオク!などで中古のPaloaltoファイアウォールを自己学習用に購入しておくことをオススメする。
何故ならセキュリティにおいて、概念としては理解できても、ではそれをどうすれば実装できるのかも同時に習得しておかねれば現場で活躍することはできないだろう。
しかし重要インフラに位置する機会がおおいPaloaltoファイアウォールを安易に操作するのは困難だ。
自宅環境に1台テスト用があればそれらの問題を解決できるだろう。
予算に余裕がある場合はPA220を持っておくことをおススメする。
PA200とPA220では、機能こそ同じだがハードウェア性能が全く異なるのだ。
PA200はとにかく遅いと感じるだろう。この待ち時間が学習意欲をそいでしまうならばPA220だ。
しかしPA200でもできることは同じなので、それで十分ならば安価な方がよいだろう。
PAシリーズを安価にGETする
PA-200は2018年10月31日に販売終了(EOL)になったため正規では購入できない。
しかし中古市場には安価に存在しており、入手可能だ。
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